
「エアコンのスイッチは入るのに、冷えが悪い気がする…」そんなご相談をいただき、東京都世田谷区の事業所様へエアコン修理に伺いました。
まだ使用して数年という比較的新しいエアコン。「新しいのに冷えが悪い」という症状の場合、経験上、施工時の接続不良によるガス漏れが原因であることが多いです。早速、原因を特定するため室外機を点検。高所の壁掛け設置なので、慎重に脚立をかけて確認すると…やはり、ありました。配管の接続部分(フレアユニオン)からのガス漏れの痕跡です。
原因が特定できれば、あとは我々の出番です。一度、残っているガスを室外機に回収(ポンプダウン)し、漏れている接続部分を切り離します。そして、配管の先端を再度きれいに加工(フレア加工)し直し、規定トルクで確実に締め直す。この基本作業の精度が、再発を防ぐ鍵です。
その後、配管内を真空引きし、規定量のガスを正確に再充填。そして、最後は正常に動作するかの最終チェックです。試運転を行い、室内機の吹き出し口に温度計をあてて、しっかり冷たい風が出ているかを確認します。測定値は17.1℃。室内温度との差も十分で、これで本来の性能が完全に戻ったことが証明されました。
今回は接続部の手直しで済んだため、本体を交換することなく、まだまだ現役で活躍してくれることでしょう。弊社では、ただ交換を勧めるのではなく、修理で対応可能な場合は最善の修理方法をご提案します。エアコンのトラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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